「差別原論」好井裕明、平凡社新書、2007.
- 差別は「してしまうもの」であり、それを回避するために考え実践する上での意味ある手がかりである--37
- 差別するもの、差別される者は、ともに自らの存在をかけて戦おうとする--42
- スローガンは、行動の主語を語っていない--47
- 差別を受けることへの完全なる共感は不可能であるが、想像力を出来るだけ働かせることが差別を考える上での必須の営み--53
- 差別する可能性を、自分から日常的に気づこうとしない限り、差別は誰かから指摘されるものであり続ける--70
- 失言は、問題を消し、また共犯性を与える--126
- 「普通であること」に安住することで、差別は生き続ける--180
- 差別表現の点検っから、差別表現を超えた悪口の文化が創造される--186
- 「わたし」を見直し、「わたし」を作り替えることが、差別を無意味とする原点--201
○差別に関する問題点を整理。