「古代キリスト教探訪」

土井健司、新教出版社、2003.
歴史や社会を超えた純粋な福音は存在しないし、自己変化のない宣教もない--13
歴史的な議論は、そこに生涯をかけた人間と、かけるに値する真実について考えることが必要--19
キリスト教は、忘却されたものへの眼差しを有すること--55
教父にとって、聖書は元の意味を探るものではなく、人格的なもの--58-9
オリゲネスの聖書解釈は、イエスの語りかけに対する生き方の例示--66
聖書学が過去に向かうと、われわれの未来は閉塞する;われわれは未来を開く聖書の読み方を考えねばならない;そのためのヒントが教父にある--67
自由意思と恩恵は、ギリシア教父の考えにはないもの--170
○研究資料についての説明あり。