「入門 論文の書き方」鷲田小彌太、PHP新書、1999.

材料をバラバラのまま、ある程度まとまりのあるグループに分け、思考者が主体的につないでいく(梅沢)--15 テーマがないのは、下調べをしていないから、調べる意欲が希薄だからというケースが大部分--31 「最初にテーマありき」はおおよそ失敗が約束された…

「早朝会議革命」大久保隆弘、日経BP社、2003.

部下の前で叱責されることは、部下のためになる--118 MS会議では、定例報告をベースに様々な切り口で問題点を新しく見いだす、あるいは新しい発想や行動基準を生み出す--123 自分がビジョンを持っていれば道に迷うことは無い--128 会議は企業の体質を如実に…

「差別原論」好井裕明、平凡社新書、2007.

差別は「してしまうもの」であり、それを回避するために考え実践する上での意味ある手がかりである--37 差別するもの、差別される者は、ともに自らの存在をかけて戦おうとする--42 スローガンは、行動の主語を語っていない--47 差別を受けることへの完全なる…

「食い逃げされてもバイトは雇うな」山田慎也、光文社新書、2007.

「数字に強くなる」ではなく「数字に上手くなる」ことを目指そう ○具体的な例を通して、平易に会計を語る。 ○類書にあるような内容も多いが、会計概念の入門としてはよいだろう。

「下流志向」内田樹、講談社、2007.

「消費者意識」の高い子どもたちは、学習を選択しないことに価値を見いだしている 積極的な「学びの逃避」を求めている子どもたち 義務教育の価値は、その結果が学習時点では見えないことにある 教育は労働は「苦役」であると考えられている ○学習に向かわな…

「ファストフードが世界を食いつくす」エリック・シュローサー、草思社、2001.

○ファストフード業界の実態を描き出したノンフィクション。 ○食品そのものの問題に限らず、ファストフード業界のあり方をも問う。 ●米国の地名に不分明だと、ちょっと慣れない。 *ファストフード業界に限らず、現代の産業全般に当てはまる批判とも言える。 …

「論理力を鍛えるトレーニングブック」渡辺パコ、かんき出版、2001.

正論で人が人が動かないのは、正論が人がなぜ嫌がるのかという「本当の理由」に目を向けていないから--29 それた道を軌道修正できる力(それたことにできるだけ早く気づき、それる前まで戻れるようにする)を養うことが重要--31 適切な論理を作るには、永遠…

「プレジデント」2007/4/16号

全ての仕事は最終的に数字に表れる;無駄なことを当たり前と思ってやっている人は多い;常に効率を考えよ(河野崇生:日本ロレアル) 労をいとわず何でもやる人間はダメ;与えられた仕事が意味あるものかを即断;意味ない仕事は徹底的に短時間処理;繰り返し…

The Use of the Self, F. M. Alexander, Orion Books, 2001(reissued)

ある反応においては、精神状態が肉体状態を支配することがある 「よいと感じる感覚」は正しい体の使い方とは限らない;「正しい使い方」を身につけるには、感覚器官にたよらない(ある意味で気持ちの悪い)方法を習慣化してしまうことが必要 ○アレクサンダー…

「定時に帰る仕事術」ローラ・スタック、ヴィレッジブックス、2007.

仕事を見直すワークシート:責任、優先順位、仕事、評価、パフォーマンス基準、目標、プロジェクト計画--54-55 2種類のやることリスト:マスターリスト(いつかやりたいが、毎日リストに書き込む準備ができていないこと)と毎日のリスト--65 30分単位の日誌…

日経ビジネスアソシエ 2007/4/3

知識は相手のために取り入れるべき(和田裕美) プロには「もっと大きなフィールドで」という向上心が必要(和田裕美) 「試してみる」という生半可では成功は無い(マックス桐島)

日経ビジネスアソシエ 2007/3/6

(特集) 人間は生き残るために、マイナス情報に敏感(石田衣良) 不安やコンプレックスは、自信の裏返し(石田衣良) いくつかの事件を通し、自分の性質を変えるのではなく、それを個性と認めて仕事との「接点」をみつけること(吉岡英幸) 自分のペースが…

日経ビジネスアソシエ 2007/2/6

新聞と雑誌はフローの情報:溜め込まず、浴びるように流し読みする方が新鮮な情報を得るのに向いている(藤田晋) 始まる前にほとんど終わっているのがいい会議:参加者が事前に情報を持ち、シミュレーションを行い、各自の意見を高いレベルで披露しすりあわ…

「子どもに『日本語力』をつける本」樋口裕一、PHP文庫、2007.

「ゆとり教育」が個性を奪う--29 一律的な競争の後に、多様な個性を伸ばす競争がある、そして自分に向いた分野を発見する--31-32 能力は個性のエッセンス--34 他人の評価や競争意識が無ければ、自ら物事に関心をもつことはない--37 良い意味での序列意識が安…

「医療者が知っておきたい自殺のリスクマネジメント」高橋祥友、医学書院、2002.

自殺者の大多数は特定の人物に絶望的な感情を打ち明ける;それえを受け止められるか否かが予防の成否に直接関わる--90 起こってしまった自殺からは、謙虚に学ぶ姿勢が求められる--153 ○「自殺」のリスクマネジメントについて、精神科以外の医師・看護師向け…

「読み書きの技法」小河原誠、ちくま新書、1996.

書物をよりよく読むためには、自分で書物を書いてみるのが良い--10 つまらないことは欠かないのがいい文章を書くコツ--46 話の枕は論説の枕を暗示し、イメージを豊かにする--55 メタ文を見抜くことが文章を読み解く上で重要--68 エッセイ=「試論」(*著者…

「ディズニーが教える お客様を感動させる最高の方法」ディズニー・インスティチュート、日本経済新聞社、2005.

ゲストの期待を超えるとは、ゲストの経験全てに細心の注意を払うこと、ゲストの経験をゲストに視点から分析すること、ゲストのニーズ・ウォンツを理解すること、ゲストが最上の経験ができるようにすること--15 ディズニー・ワールドのサービス基準;安全、ゲ…

「2分以内で仕事は決断しなさい」吉越浩一郎、かんき出版、2005.

エメンタールチーズ…どんなに大きな問題も沢山の穴をあければ簡単に押しつぶせる--14 問題のサイズが小さくなれば、ひとつひとつの問題は2分で決断できる--15 会議の目的=誰が、何を、いつまでにやるかを決めること--43 小さな問題の後ろに大きな問題が隠…

日経ビジネスアソシエ 3/20

(特集) 客のニーズを分析する前に信頼を得なければ、何を言っても届かない 積ん読はお金の無駄遣い;一度だけでなく、何度も読んで自分の身につけてこそ読書が役に立つ(藤田晋) 幸運と仕事の能力は関係する(渡辺美樹) When life fives you a lemon, ma…

「頭のいい人」中島孝志、ダイヤモンド社、1998.

使える頭=知識を未来の問題に対して活かすこと--20 先送り=無為無策の言い換え、危機感の放棄、無責任の極み--25 頭のいい人=真摯に素直に問い続ける姿勢を持った人--31 情報は好奇心のある人間に集まってくる;情報は発信している人間にブーメランのよう…

山極寿一、野家啓一、大澤真幸「いま、なぜ「ヒトの科学」か」(図書 2007.2)

未来に対して、人間は変わるもの;変わってきた由来をみれば、人間は変化する実態であって今後も変化し続ける(山極) 人間のアイデンティティ喪失=人間とは何かを問うてきた哲学のアイデンティティの喪失(野家) 感情が人類の進化や社会生活に重要と考え…

「バロック音楽」皆川達夫、講談社学術文庫、2006.

音楽とは本来バロック的な芸術である;バロックは時代や場所を問わず、音楽・芸術・文明のあり方に関わるといえまいか--47-48 フランス・バロックのもつ独特のあり方;ギャラントで節度がある--180 ルイ王朝期のフランス芸術は日本の芸術館の対極にあり、そ…

負けない交渉術、大橋弘昌、ダイヤモンド社、2007.

「説得」は譲歩をしない一方的なやり方。交渉ではギブアンドテイクが必要--14 交渉では必ず譲歩するので、譲歩する余地をあらかじめ取っておく--21 自分の主張を押し付けるのではなく、相手に取っての損得を実際の金額でつたえること--29 権限を持たない人が…

「詩のボクシング」って何だ!?、楠かつのり、新書館、2002.

観客の反応、「聞くこと」が成立していないなら、「読むこと」も成立していない--56 自分の唄う歌だけを考えているカラオケ状態--56 詩人は、詩人という肩書きだけで特別だという意識を持ち、その朗読には内声も反省も無い--63 朗読者・対戦者・ジャッジとい…

「なぜ日本企業では情報共有が進まないのか」田坂広志、東洋経済新報社、1999.

経営トップが現場の意見を聞くことは大事だが、現場の意思決定に関わることは正しくない--20 情報共有が自然に生まれる職場の雰囲気を創ることが、マネジメントとして最も高度な課題--45 現に存在している業務プロセスにはそれなりの意味がある;簡略化した…

「結婚した二人のためのソーシャルスキル」、園田雅代、サイエンス社、2007.

結婚は人付き合いやコミュニケーションが凝集されたもの;未婚化はソーシャルスキルの不足も関係している--6 しっかり聞くだけでよく、助言は必ずしも必要ない--28 相手に関係を良くする意識が無ければ、相手の変化は期待できない--71 交渉では、まず落ちつ…

やっぱり変だよ日本の営業、宋文洲、日経BP、2002.

売り上げは「天時、地利、人和」の総合結果--43 本当の教育は教育機関が行い、企業は業務に関する知識を教える--64 営業課長とは、一人の営業マンとしてのセールス能力ではなく、組織としての営業の仕組みを自分の組織に適用できる人--70 営業の本質は「売る…

他人の10倍仕事をこなす私の習慣、和田秀樹、PHP、2001.

* まず自分のやり方を試し、うまくいかなければそれを改善する;このサイクルを繰り返すことで、本当の意味でスキルやノウハウが蓄積される--26 * 常に考える習慣が、仕事の幅を広げる--30 * 頭のいい人間とは、知識が豊富で、推論の幅が広い人--33-34 * 専…

日本人のしきたり、飯倉晴武、青春新書、2003.

○日本の伝統的な行事・習慣についてまとめたもの。 ●良くも悪くも、辞書の記述の寄せ集めといったところ。

英語のたくらみ、フランス語のたわむれ(東京大学出版会、2004)

語学とは何か、文学とは何か。 非常に刺激的な対談。 学部下級生、高校生など向け。・実用のみの語学は役に立たない ・「何か言いたいこと」がなければ、いくら言語として操れても意味がない ・訳読を丁寧にできる力があれば、日常会話は後からでもすぐに身…